ブログ一覧


暑さを感じる赤外線 うまく付き合って快適に!

夏場は特に気になる赤外線ですが実際どのようなものなのでしょうか?

魚を焼く時やヒーターなどでよく聞く遠赤外線などが一般的ですが具体的にはどのようなものでしょうか?

この記事では、赤外線について解説します。

 

 

この記事を読むための時間:3分

 

 

国家1級ガラス用フィルム施工技能士

FLOWIZM (フローイズム)

松﨑寛幸

 

 

 

赤外線と暑さについて

夏に感じる暑さは赤外線で、主に太陽から放射される熱エネルギーの一部です。太陽光には、可視光線、紫外線、赤外線が含まれていますが、その中でも赤外線が多くの熱を運んでおり、私たちが暑さを感じる原因の一つです。

 

具体的には、太陽光のうち約50%が赤外線で構成されており、この赤外線が地表や物体に当たることで、熱エネルギーとして蓄積されます。この蓄積された熱が空気や物体に伝わり、私たちが夏に感じる暑さの一因となります。

 

赤外線そのものは人間の目には見えませんが、その熱効果は肌で感じることができます。特に夏場は、直射日光を浴びると肌が熱くなるのは、この赤外線によるものです。また、夏の強い日差しから体を守るために、赤外線を遮断する機能を持つ日傘やサングラス、遮熱カーテンなどが利用されることがあります。

 

これらの対策は、赤外線による過剰な熱を防ぐために有効であり、夏を快適に過ごすための工夫となっています。

 

 

 

赤外線の種類

 

赤外線とは、電磁波の一種で、波長が可視光線(約380nm〜780nm)よりも長く、約780ナノメートル(nm)から1ミリメートル(mm)までの範囲にあります。人間の目には見えませんが、熱として感じることができます。赤外線は、主に次の3つのカテゴリに分けられます。

 

近赤外線(NIR: Near Infrared)

波長が約780nm〜2500nmの範囲。リモコンの信号や一部の光通信、ナイトビジョンカメラで使用されます。

 

中赤外線(MIR: Mid Infrared)

波長が約2500nm〜25µmの範囲。熱感知カメラや環境モニタリング、医療診断に使われます。

 

遠赤外線(FIR: Far Infrared)

波長が約25µm〜1mmの範囲。遠赤外線ヒーターやサウナ、天文学の観測に利用されます。

 

赤外線は物体が放射する熱を捕らえるため、熱画像カメラや夜間の監視システムに使用されています。また、遠赤外線は温熱療法や健康製品で活用されることが多いです。

 

赤外線は、人間の目に見えないものの、私たちの生活や技術において非常に重要な役割を果たしています。

 

 

 

赤外線の具体的な活用方法

赤外線の活用方法は、さまざまな分野で広がっています。以下にいくつかの主具体的な活用方法を紹介します。

 

1. 医療分野

  • 温熱療法: 遠赤外線を利用した温熱療法は、筋肉の緊張をほぐしたり、血行を促進したりするために使用されます。赤外線サウナや温熱治療機器がその例です。
  • 診断装置: 赤外線カメラを使った熱画像診断は、体の異常な部分を検出するのに役立ちます。例えば、炎症や腫瘍の早期発見が可能です。

 

2. 家庭用機器

  • 暖房器具: 赤外線ヒーターや遠赤外線パネルヒーターは、直接物体を温めるため、効率的な暖房が可能です。
  • 調理器具: 赤外線グリルやオーブンは、食材を効率よく加熱し、外はカリッと中はジューシーに仕上げることができます。

 

3. 産業分野

  • 非接触温度測定: 赤外線温度計は、接触せずに物体の表面温度を測定できます。製造業や建築業などで広く利用されています。
  • 品質管理: 赤外線カメラを使った熱画像解析は、製品の欠陥や異常を検出するのに役立ちます。

 

4. 防犯・監視

  • 夜間監視カメラ: 赤外線を使用するナイトビジョンカメラは、暗闇でもはっきりとした映像を撮影できます。防犯や軍事用途で利用されています。

 

5. リモート通信

  • リモコン: テレビやエアコンなどのリモコンは、赤外線信号を利用して機器を操作します。これにより、非接触での制御が可能です。

 

6. 農業・園芸

  • 植物育成: 遠赤外線ランプは、植物の成長を促進するために使用されます。冬季や日照不足時の補光として利用されることがあります。

 

7. 天文学

  • 宇宙観測: 赤外線望遠鏡を使用して、宇宙の冷たい天体や星間物質を観測します。赤外線は可視光線では観測できない領域を捉えることができます。

 

 

赤外線を調整して快適に

うまく活用すれば非常に便利な赤外線ですが日常生活で窓ガラスから入ってくる赤外線を調整すれば快適になります。すだれやブラインド、ロールスクリーンなどありますがまだまだ認知度が低い窓ガラスフィルムについて説明していきます。

 

 

 遮熱窓ガラスフィルム

透明系やミラー系などのタイプがあり、近赤外線をカットして快適な室内環境へと変えることができます。

 

3Mナノシリーズ(透明系遮熱フィルム)はマンションなどで人気があります。

マンションの景色を損なわずに遮熱効果を得られます。マンションの規定などのクリアに適合したフィルムでもあります。

 【3M ナノシリーズ資料】

            3Mホームページより

 

 効果的なフィルムの種類

遮熱効果が高いフィルムはミラータイプになります。

ナノシリーズは6度程度の遮熱効果(窓際温度)ですがミラータイプは10度以上の遮熱効果があるフィルムもあります。

遮熱効果を強く期待する場合はミラータイプがおすすめですが環境やガラスなどで制限が出る場合があるので注意が必要です。

 

               3Mホームページより

 

窓ガラスフィルムを検討する場合はFLOWIZMへ相談してみては?無料で現地調査や見積UV計測もできます。

国家1級技能士が提案から施工まで行います。

 

 

お問い合わせ

 

 

 

 

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2023 FLOWIZM フローイズム. All rights Reserved.