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窓ガラスフィルムの貼り方は?必要な道具や簡単な手順を詳しく紹介

窓ガラスフィルムの設置を検討している窓

 

窓ガラスフィルムは、特別な資格や知識がなくても自分で張り付けることが可能です。そこで今回は、自分で貼り付けを行う際に必要な道具や、しっかりと貼り付けるための詳しい工程をご紹介します。

 

 

【窓ガラスフィルムの素朴な疑問にお答えします】

  窓ガラスフィルム施工専門

  FLOWIZM代表 松﨑寛幸

  国家1級技能士

  防犯フィルム施工技能者

  防災フィルム施工技能者

 

 

この記事を読むための時間:3分

窓ガラスフィルムを貼る前に

窓ガラスフィルムは、必ず全ての窓に貼れるとは限りません。貼り付けを検討する場合は、まず以下を確認の上作業を行ってください。

フィルムが貼れない窓でないかの確認

一般的な窓ガラスフィルムは、水溶液やシールを使って窓に貼り付けます。そのため、すりガラスや表面に凸凹があるガラスはフィルムを密着させることが難しく剥がれてしまいます。他にも、表面にフィルムを貼ることで熱がこもって破損の恐れがある窓もあるため、窓ガラスフィルムを使えるか、事前の確認が必要です。

※表面に凹凸があるガラスでも機能性の種類は限定されますが専用フィルムもあります。

家具を移動して作業スペースが取れるか確認

水溶液を吹きかけてフィルムを貼る場合は、周りが濡れないように養生する必要があります。また、作業をしやすくするために、窓の近くには物を置かずにスペースを確保しておくことを推奨します。まずはフィルムを張りたい窓の周りに、動かせないようなものがないか確認をしましょう。

窓ガラスフィルムを貼るために必要な道具

自分で窓ガラスフィルムを貼るためには、以下の道具が必要となります。

 

  • 窓ガラスフィルム
  • カッターナイフ
  • スキージー(へら状のツール)
  • 透明な定規(厚さ2mm程度のもの)
  • キッチンペーパーやスポンジ
  • 霧吹き
  • メジャー
  • カードスキージー

 

これらは主に、水溶液を使った場合の道具なのでシール型の窓ガラスフィルムなら、もう少し道具が少なくて済みます。各窓ガラスフィルムを貼るために必要な道具は、パッケージや制作元の公式サイトなどでも案内されているので、参考にしてみてください。

窓ガラスフィルムの貼り方

今回は、水溶液を使用するタイプの窓ガラスフィルムについて、自分で貼る場合の工程をご紹介します。作業には中性洗剤を使います。

家具を移動し周りを養生する

水溶液を窓へ大量に吹きかけるため、窓下の床や、窓枠の養生が必要です。また、カーテンをはじめ周りに置いてある家具や電化製品は移動して、作業しやすいスペースを作ってください。

水溶液を作る

フィルムを貼るために必要な水溶液を作成します。水溶液は200ccの水の中に中性洗剤を2~3滴垂らせば完成です。水溶液は全体に吹きかけやすいよう、霧吹きの容器を使うと便利です。

窓ガラスを掃除する

フィルムを取り付ける窓は、汚れやホコリをしっかりと落としてください。窓枠やサッシなど、細かい部分までしっかり行うのがポイントです。まずはキッチンペーパーやスポンジでほこりを払い、水溶液をかけていきます。ゴムベラやスキージーで上から下に水溶液を落とし、窓ガラスの表面がピカピカになるように仕上げましょう。

 

汚れが残ったままだと、見栄えが悪くなったり、フィルムの角が剥がれやすくなったりする可能性があります。

窓ガラスフィルムをカット

窓ガラスを綺麗にしたら、フィルムをカットします。窓ガラスの寸法より3~5cm程大きめのサイズにカットしてください。切る際は平らなところで行い、ゴミなどが付着しないように注意しましょう。

水溶液を吹きかけてフィルムを貼る

次に窓へ水溶液を吹きかけるのですが、多すぎるかと思うくらいにしっかりと吹きかけましょう。水溶液が少ないとガラスとフィルムがすぐにくっつき、微調整が難しくなります。また、フィルムの裏側は粘着性がありますがここにもしっかり水溶液をかけてください。

水抜き&空気抜きを行う

窓にフィルムを貼りつけたら、フィルムの表面に水溶液を吹きかけながら、水抜きと空気抜きを行ってください。スキージーを滑らせながら行うため、水溶液で滑りを良くしないと、窓ガラスフィルムに傷が付いてしまいます。水溶液を吹きかけ、スキージーで水を抜くというように、何度かにわけて中心から端にしっかりスキージーを動かしていきましょう。

余分なフィルムをカット

水抜きと空気抜きの作業が終わったら、カッターで余分な窓ガラスフィルムをカットします。定規をあてながら、窓枠から2mm程度の隙間を空けて行うと仕上がりが綺麗になります。

仕上げ

最後の仕上げとして、もう一度水溶液をフィルムの表面に吹きかけ、水抜き作業を行います。スキージーで押し出した水溶液は、キッチンペーパーやスポンジでしっかり吸い取り、窓とフィルムの間に、余分な水分が残らないようにしてください。水分が残ると、フィルムは剥がれやすくなるため、仕上げは丁寧に行いましょう。

水を使わずに貼れるガラスシートもある

水溶液を使うタイプの窓ガラスフィルムは、しっかり張り付けられる分工程が多く難しく感じる人もいるかもしれません。その場合は「シールタイプガラスシート」も販売されているため、手軽に窓ガラスフィルムを試してみたい人は、チェックしてみましょう。

作業が難しい場所は専門業者に相談しよう

窓ガラスフィルムは、自分で貼り付け作業が可能です。ただし、完成までの工程が多く、失敗してフィルム材料が無駄になるリスクやコツが必要な作業でもあります。そのため、初めてで不安な人、またはやってみたけどなかなか上手くいかないという人は、専門の業者に相談してプロの力を借りるのもおすすめです。

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