窓からの熱を遮熱する6つの方法!強い日差しをシャットアウトしよう
年々暑さが厳しくなる夏は、室内でも熱中症になる方が増えています。外からの熱の70%以上は窓から入ってくるため、エアコンを使うだけでなく窓から入る日差しや熱を遮熱することはとても重要です。
この記事では、自分で簡単にできる遮熱方法と選ぶ際のポイントを解説していきます。
この記事を読むための時間:3分
国家1級ガラス用フィルム施工技能士
FLOWIZM (フローイズム)
松﨑寛幸
遮熱と断熱の違い
遮熱と似た言葉で断熱というものもあります。どちらも熱の出入りを防ぐという意味ですが、具体的にどう違うのでしょうか。
「遮熱」とは
外の熱が部屋の中に入らないようにすることです。強い日差しや暑さを和らげることを指すため、夏によく使われます。
「断熱」とは
部屋の暖かさを外へ逃がさないようにすることです。暖まった部屋の温度を保つことを指し、冬に使われることが多いです。
遮熱方法を選ぶ際の3つのポイント
遮熱にはいくつかの方法がありますが、どれを選ぶかは以下の3つをポイントにします。
- 採光がとれる
- 見た目がいい
- 費用が安い
それぞれ詳しく解説します。
採光がとれる
採光が取れない方法だと室内が暗くなってしまいます。日差しの強さや熱さは遮りつつ、日光の明るさを取り入れられるか確認しましょう。
見た目がいい
景観やインテリアを損ねないことも重要です。機能性とデザインを兼ね備えているものが理想です。
費用が安い
費用が安いと維持管理もしやすいです。冷房代を節約できても、導入費用が高いと結果的にコスパが悪くなってしまうこともあります。
おすすめの窓の遮熱方法6選
窓の遮熱に取り入れやすいのは以下のような方法です。手軽なものから試してみてください。
- アウターシェード・オーニング
- グリーンカーテン
- すだれ
- 遮熱フィルム
- 遮熱カーテン
- 遮熱塗料
窓の外側から遮熱する方法
外からの対策は、部屋の雰囲気やインテリアを変えずに遮熱できます。
アウターシェード・オーニング
アウターシェードは窓の上から吊るす布のこと、オーニングは窓の上についている小さな屋根のことです。どちらも窓全体に日陰を作って日差しや熱を遮ります。熱が室内に伝わらないため、高い遮熱効果があります。
グリーンカーテン
ツル科の植物である、ゴーヤやアサガオなどを窓の近くで育てて伸ばし、日陰を作る方法です。ただし植物であるため、水やりや肥料を与える手間があったり、育つまでに時間がかかることも考慮しましょう。
すだれ
竹などを編んで繋げたもので古くから使われており、安価に購入できます。窓の外に吊るして掛け、軽く打ち水をすると遮熱効果が上がります。
窓の内側から遮熱する方法
室内から遮熱する方法は、フィルム以外は窓の種類に関係なく取り入れることができます。また、季節や天候を気にする必要がありません。外からの方法と比べて、手軽に取り入れやすいものも多いです。
※フィルムはガラスの種類によっては熱割れのリスクがあるので専門の業者に相談が必要です。
遮熱フィルム
フィルムを貼るだけで、部屋の雰囲気を変えることなく遮熱対策ができます。スモークタイプだと外からの目隠しにもなり、1人暮らしの方などにもおすすめです。
遮熱カーテン
遮熱カーテンの設置はつけ替えだけでできる、遮熱において最も一般的な方法です。遮熱だけでなく、遮音・遮光などの機能がついたカーテンも多く販売されています。厚地タイプのものは強い日差しもブロックしますが、室内が暗くなるというマイナス面もあります。そのため、日中でも採光が取れるレースカーテンが人気です。
遮熱塗料
窓に塗料を塗布する方法です。透明な塗料が多く採光や見晴らしを損ないませんが、きれいに塗布できないと見栄えが悪くなることもあります。ホームセンターなどで購入できます。
窓の遮熱は複数の方法を取り入れると効果的
外の熱を遮るには、窓における対策が不可欠です。窓の遮熱には様々な方法がありますが、外側と内側からの対策を組み合わせて、複数の方法を取り入れると効果が上がります。
この記事を参考に、多様な遮熱方法を取り入れて暑い夏でも快適な室内で過ごしましょう。
遮熱窓ガラスフィルム
この中で遮熱フィルムが気になった方は窓ガラスフィルム専門の業者FLOWIZM(フローイズム)へご相談ください。住宅の窓ガラスに貼ることで遮熱効果やUVカット効果、災害などでガラスが割れた場合の被害軽減になる飛散防止効果を持ったフィルムをご提案できます。
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