手軽にできる窓の防犯対策とは?不審者を防ぐポイントも解説!
1人暮らしや長時間家を空けることが多い家などは、空き巣や不審者に狙われやすい傾向があります。不審者は事前に侵入する家の下見をしていると言われるため、防犯力の高さをアピールできれば、空き巣に侵入しにくい家だと感じさせられます。では、手軽に防犯対策をするにはどのような方法がいいのでしょうか。
この記事では、自分で簡単にできるおすすめの防犯方法や防犯対策をする際のポイントを解説していきます。
この記事を読むための時間:3分
窓に防犯対策が必要な理由
窓に防犯対策が必要なのには理由があり、以下の3つがあげられます。
- 不審者の約6割は窓から出入りするため
- 窓ガラスは簡単に割れるため
- クレセント錠は外から簡単に開けられるため
それぞれ詳しく解説します。
不審者の約6割は窓から出入りするため
警察庁が開示している情報によると、不審者の多くが窓から出入りしています。特に戸建てでは約6割に上ります。そのため、家のセキュリティを向上させるために、まず行うべきなのが窓の防犯対策なのです。(参考:住まいる防犯110番 | 手口で見る侵入犯罪の手口)
窓ガラスは簡単に割れるため
一般的な窓ガラスは、単板ガラスと言われる1枚もののガラスです。強度がないため衝撃を与えると簡単に割れてしまいます。そのため、空き巣が容易に窓を割って侵入できないように、強度を確保するなどの工夫が必要です。
クレセント錠は外から簡単に開けられるため
クレセント錠は鍵の役割よりも窓を固定する役割の方が大きく、防犯効果はほぼないと言われています。多く使われている錠ですが、外から簡単に開けられてしまうため、対応が必要です。
手軽に窓の防犯対策をする際のポイント
防犯のためには、不審者に嫌われるような窓にするのがポイントです、以下の3点に注目してみましょう。
- 侵入に時間がかかる窓にする
- 侵入時に音が出るようにする
- 窓の近くは見通しを良くする
それぞれ詳しく解説します。
侵入に時間がかかる窓にする
空き巣などの不審者は5分以内に侵入できないと51.4%が犯行をあきらめると言われています。(参考:住まいる防犯110番 | 防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議)
そのため、鍵を複数つけるなど、開けるのに時間がかかるようにすると効果的です。
侵入時に音が出るようにする
足音が響きやすい砂利や防犯ブザーを設置している家は、不審者は避ける傾向が強いです。セキュリティを意識している家だと思わせることで警戒し、寄り付かなくなります。
窓の近くは見通しを良くする
窓の近くに観葉植物や植栽などがあると物陰になって隠れやすく、不審者に都合のいい状態です。
特に、人目に付かないような窓の近くは何も置かず、見通しを良くしておきしましょう。
手軽でおすすめな窓の防犯対策方法
自分で手軽にできる防犯対策の方法は、以下の通りです。
- 防犯フィルムを貼る
- 補助錠をつける
- 窓用センサーライトをつける
- 窓用防犯ブザーをつける
それぞれ詳しく解説します。
防犯フィルムを貼る
防犯フィルムを貼ると、強い衝撃からガラスを守ることができます。鍵の周辺のみに貼るタイプもありますが、防犯効果をより上げるためには窓全体に貼るタイプがいいでしょう。水や洗剤を吹きかけるだけで接着するので、簡単で取り入れやすい方法です。
補助錠をつける
自分で取り付けられる補助錠も効果的です。鍵が複数あれば開けるのに時間がかかるため、不審者が避ける傾向にあります。補助錠は見た目からすぐわかるため、防犯意識をアピールできます。
窓用センサーライトをつける
センサーライトを設置すると、窓に近づく人を照らすので夜間の不審者に大きな効果を発揮します。不審者は人目につくことを嫌うためです。物陰などで、どうしても見通しが悪くなってしまう窓に付けるのがおすすめです。
窓用防犯ブザーをつける
窓用防犯ブザーは、振動や開閉を検知して大音量のブザーを鳴らします。万が一の際は大きな音で周囲に知らせることができるため、防犯効果は抜群です。ホームセンターでも購入でき、窓に貼るだけで簡単に設置できます。
高性能な防犯フィルムは業者に依頼するのもおすすめ
不審者の約6割は出入りのしやすい窓から侵入します。そのため、窓に防犯対策をしっかりしておくと、空き巣や不審者などの侵入を防ぐことができます。防犯対策には侵入に時間のかかる窓にしたり、音や光で目立たせたりすることがポイントです。
この記事を参考に、まずは手軽な方法から防犯対策を始めてみてください。
次の記事へ
窓のフィルム施工にはいくらかかる?料金の計算方法を解説! »