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建物の省エネ強化の方法は?

年々暑くなっていく夏の季節ですが、地球温暖化にも影響するCO2削減は大きな課題となっています。同時にエネルギー消費コスト削減では様々な方法があります。

 

建物における熱の流出入は建物の場所によって異なります。以下に、具体的な場所や方法について解説します。

 

この記事では、窓の遮熱の必要性や、効果的な断熱方法について解説します。

 

 

この記事を読むための時間:2分

 

 

国家1級ガラス用フィルム施工技能士

FLOWIZM (フローイズム)

松﨑寛幸

 

 

 

効果的な条件や建材は?

 効果的な省エネ建材へリフォームする場合などに効果的な場所や建材はどのようなものになるでしょうか? 

 

 吹き抜け

 1階と2階の仕切りがないため、2階の日差しや熱い空気がそのまま1階に届くなど、構造的に熱が室内に侵入

 しやすくなっており、室内が熱くなりやすい傾向にあります。

 

 スレート瓦

   住宅など最も多く採用されている。屋根材の厚みが4~5ミリ程度と薄く、シート状の屋根材で表面温度がすぐ

   野地板から屋根裏に届く構造になっています。

 

 トタン、ガルバリウム鋼板、アルミなどの金属屋根

 言うまでもなく熱の伝導率が高く、表面温度が高くなりやすくなります。金属屋根は素材が薄く、屋根材の表面

 温度がすぐ屋根裏に伝わりやすいため、結果として室内温度が上がりやすいといった面もあります。

 

 

建物において熱が侵入、流失してしまう場所はどこになるでしょうか?

 

 

【夏場の冷房時に開口部から熱が入る割合】

一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会HPより

 

窓の開口部が73%と圧倒的に多いことがわかります。

商業施設や公共施設などガラス張りの建物は影響が大きい

と言えます。

 

 

【冬場の暖房時に開口部から熱が出る割合】

一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会HPより

 

窓の開口部が58%と圧倒的に多いことがわかります。

商業施設や公共施設などガラス張りの建物は影響が大きい

と言えます。

節電に効果的な窓の遮熱方法

窓からの熱の損失が大きいという事はそこに対策をすれば効果的です。


窓の遮熱にはさまざまな方法がありますが、比較的取り入れやすいのは以下のような方法です。

 

  • カーテン・ブラインドの使用

  • 窓の外側にすだれやシェードを設置

  • 遮熱断熱ガラスや二重窓の導入

  • 窓枠や隙間の断熱処理

  • 遮熱窓ガラスフィルムを貼付け

  • 遮熱ロールスクリーンや遮熱シート

  • 植栽の利用

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 カーテン・ブラインドの使用

遮熱効果のあるカーテンやブラインドは、太陽の熱を遮るのに効果的です。特に、裏面がアルミコーティングされたものや、厚手の遮光カーテンは高い遮熱効果があります。日中は閉めておくことで、部屋の温度上昇を抑えられます。

 

 

窓の外側にすだれやシェードを設置

窓の外側にすだれやシェードを設置することで、直射日光を窓ガラスに当てる前に遮ることができます。特に、外部での日差しを防ぐ方法は、室内温度の上昇を抑えるのに効果的です。マンションなどでは設置ができないなど制約がある場合もあります。

 

 

遮熱断熱ガラスや二重窓の導入

遮熱断熱ガラスや二重窓は、窓の断熱性能を向上させるための有効な方法です。特に、二重窓は、窓ガラスの間に空気層を設けることで、断熱効果を高め、冬は室内の暖かさを保ち、夏は外からの熱を遮ります

 

 

窓枠や隙間の断熱処理

窓枠や隙間からの熱の出入りを防ぐために、断熱材や隙間テープを使って密閉する方法も効果的です。これにより、窓からの熱の流出入を最小限に抑えることができます。

 

 

遮熱窓ガラスフィルムの使用

遮熱・断熱フィルムは、窓ガラスに貼ることで、外からの熱を反射し、室内の冷気を保持する効果があります。透明なタイプや、ミラータイプなど、さまざまな種類があり、視界を妨げずに遮熱効果を得られます

 

 

遮熱ロールスクリーンや遮熱シート

遮熱ロールスクリーンや遮熱シートは、窓に簡単に設置できる遮熱アイテムです。これらは、日差しを反射する素材でできており、室内の温度上昇を防ぎます。

これらの方法を組み合わせて使用することで、窓からの熱の侵入を効果的に防ぎ、室内を快適に保つことができます。

 

 

植栽の利用

窓の外側に植物や樹木を植えることで、自然の遮熱効果を得ることができます。特に、葉の多い木を窓の外側に植えることで、夏の日差しを遮り、冬は葉が落ちて太陽光を取り入れることができます。あさがおやゴーヤ、パッションフルーツなど日差しを遮り食材にもなるグリーンカーテンもできます。

 

 

節電に効果的な窓の断熱方法

窓の断熱にはさまざまな方法がありますが、比較的取り入れやすいのは以下のような方法です。

 

  •  断熱ガラスフィルムを貼る
  •  断熱ガラスにする
  •  窓サッシを交換する
  •  カーテン・ブラインドをつける
  •  隙間テープを貼る

 

それぞれ詳しく解説していきます。

断熱ガラスフィルムを貼る

断熱ガラスフィルムの施工は、水やシールで貼るだけという手軽さが特徴です。ホームセンターやインターネットでも購入でき、比較的安価なため取り入れやすい方法です。

断熱ガラスにする

断熱ガラスにするには、業者に依頼するのが一般的です。普通のガラスを2枚重ねたペアグラス、3枚重ねたトリプルガラスなど種類があり、取り扱いは業者によって異なります。

窓サッシを交換する

熱を通しにくい樹脂製のサッシが注目を集めています。窓サッシの交換も業者へ依頼します。樹脂サッシは気密性が良いため、高い断熱効果・防音効果があります。

カーテン・ブラインドをつける

カーテンやブラインドは、隙間を作らないように床まで長さのあるものを取り付けます。冷気は下に降りてくるため、カーテンの下から入り込んでしまうためです。

隙間テープを貼る

築年数が長くなった建物は、建付けが悪くなりサッシに隙間ができていることがあります。専用の隙間テープを貼ると熱の出入りを抑えられます。賃貸物件などでサッシの交換が難しい場合におすすめです。

 

部屋の熱の半分は窓から逃げていくため

部屋を暖めても、熱の半分は窓を出入り口として逃げて行ってしまいます。窓はガラスだけであるため熱が逃げやすく、外の冷気が入り込みやすい構造です。そのため、窓の断熱性を上げると暖めた熱を逃がさず節電につなげられます。

一般的なアルミサッシは断熱性が低いため

アルミは金属であるために熱伝導がよく断熱性が低いため、外の冷気を室内に通してしまいます。窓際を寒くさせるだけでなく、結露も起こしやすくなります。

 

冷暖房の効率が上がり環境にやさしくなる

冷暖房の効率が上がると使用する電気量が減り、CO2排出量も削減できます。CO2排出量の削減は世界的にも取り組まれているため、重要視したいポイントです。

 

窓の遮熱・断熱性を高めれば節電効果は上がる

出入り口として夏場は約7割の熱が流入、冬場は約6割の熱が逃げてしまう窓は、対策することで空調効果も上がり、節電効果も大きく上げられます。ガラスやサッシの交換は費用もかかるため、まずは自分で手軽にできる方法がおすすめです。

 

この記事を参考に、窓の対策をして、賢く節電していきましょう。

 

 

選択肢の1つとして窓ガラスフィルムを検討する場合はFLOWIZMへ相談してみては?

国家1級技能士が提案から施工まで行います。

 

 

 

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